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セカオワ Saori 産後に「ドケルバン病」発症

セカオワSaori 産後に「ドケルバン病」発症

「ドケルバン病って何???」そう思われた方も多かったと思います。
ドケルバン病とは狭窄性腱鞘炎と言って手首の内側で親指付け根周たりに痛みが発症します。
ドケルバン病の原因は、親指の使い過ぎから、腱や腱鞘に負担が蓄積して発症します。
特に妊娠・出産後の女性、更年期の女性に多い腱鞘炎と言われています。またPC作業や理美容師など、手指をよく使う仕事に就いている方。スポーツでは、ゴルフやテニスなどで発症するケースが多いです。またピアノやバイオリンなど楽器の演奏も原因として挙げられています。症状は物をつかむ、握る、じゃんけんのパー、手を着いた時などに親指の付け根や手首に強い痛みを感じます。握力の低下を感じることも有ります。

セカオワSaori さんのケースでは、発症の原因が幾つか重なってしまった結果でしょうね。
激痛に耐えながらのコンサートツアーは相当辛かったと思います。現在は改善したとのことですからまた素敵な演奏が聴けることが楽しみです。

当院での「ドケルバン病」の症例をご紹介します。
男性 50歳代 自営業(手作業)
普段から仕事で両方の手指を酷使している。物を握ったり掴んだり、手のひらや指で押す作業が多い。
趣味でゴルフをする。左手首周辺が痛くて仕事に支障を来たす様になり来院する。
症状は手を着いて押すことや親指側と小指側に動かすと痛い。握力が低下した。自転車でハンドルを握っていると痛い。手首に熱感あり。併せて普段から腰痛(仙腸関節性腰痛)も有り腰の筋肉痛(筋筋膜性腰痛症)も悪化した。
原因はゴルフの練習で200球位打った翌日から左手首と腰に痛みを感じた。
当院での施術改善方法は、患部である左手首、左母指球、前腕部全体にイオノソン・エビデント・ディープを施し深部に蓄積している炎症や疲労物質の除去を行い、疼痛部分にはアキュスコープを施し痛みの改善をした。施術直後に痛みの軽減は約半分くらいであったが、翌朝の仕事の際には更に症状の改善を感じた。1週間に3回の施術で症状は9割近く改善し、10日後には通常の業務も趣味のゴルフも再開出来た。
腰痛(仙腸関節障害、筋筋膜性腰痛)に関しても、同時に施術を開始して筋肉内に蓄積した疲労物質や炎症を除去し痛みの改善を図り、筋肉の柔軟性を上げるためイオノソン・エビデント・ディープを施術した。硬直していた筋肉が弛緩して症状の軽減が見られたが、仙腸関節部分に多少の運動痛が残ったのでアキュスコープを通電すると可動域の改善が見られ手首痛(ドケルバン病)と同様に改善した。

現在、当院で使用している機器は非常に改善度合いが良く、治療期間がかなり短縮されている。急性症状も慢性症状もどちらの場合にも有効性が認められ、患者様方にも大変喜んでいただいています。

セルフメンテナンスとして、日々の仕事が終わった後には必ず両側の手首に15分程度アイシングをすること。また、ゴルフプレイ後も同様にアイシングをする様に指導した。腰痛にはハムストリグのストレッチと腹横筋の強化メニューを指導しました。

この患者様のように仕事や趣味で特定の部位を酷使されているケースでは日々の疲労が蓄積していくとケガや故障の原因になります。良いコンディションを維持する為には、リカバリーを常に心掛けることが大切になります。症状が強くなってきたら早めに受診することをお勧めします。

tel:03-5398-5599